10月

学校教育現場の諸問題

10月12日(日)
藤沢商工会議所において青少年健全育成神奈川県民の会主催で、鎌倉市議会議員の伊藤玲子氏の講演「学校教育現場の諸問題」が開催されました。市民の方や近隣の市議会議員、藤沢の同僚議員も多数出席し、伊藤議員が語られる教育現場の問題点と実状について興味深く拝聴しました。
光栄にも伊藤議員とは、長島市長を介したご縁で、藤沢市議になる前からお話させていただく機会があり、昭和2年生まれですが仕事に対して大変情熱的で、その思いを教育と行政改革にかたむけて行動するお姿には、いくら敬意を表しても足りません。
「とにかく子どもたちには、『読み・書き・そろばん』の力だけはきちんとつけてあげなくてはならない」「公教育はオープンであるべき」「大人たちの、嘘やごまかしだらけの恥ずかしい事件でいっぱいの社会を、子どもたちの為に変えてゆかなくては」と、いつも力説されます。今期から松尾議員と会派を組まれるまでは、ずっと「一人会派」で活動され、文字通り「戦って」いらっしゃいました。
いつまでもお元気で信念を貫いていただきたいと、微力ながら心より応援させていただいております。
9月

9月定例会

9月1日(月)〜10月2日(木) 【定例会】
9月定例会が6月定例会と異なる点は、前年度の決算特別委員会があることです。17日に一般質問を終え、決算特別委員ではないので、22日から30日までの決算特別委員会中はほっと一息つけそうに思えるのですが、実際は全然そんな余裕はありませんでした。
はじめての決算討論を行うためには、かなりしっかりと傍聴する必要がありました。過去の議事録を読むとポイントがなんとなくわかったような気分になるのですが、実際に討論原稿を作る時は、A4用紙2ページ程度の分量なのに、唸りながら予定の何倍も時間がかかってしまいました。
今定例会から会派人数により、討論時間に制限が設けられることになり、一人会派は持ち時間10分です。計算方法は「会派分5分+5分x会派構成人数」(例えば、21名の新政会だと110分です)。一人会派とはいえ選挙を通して市民の代弁者となった議員が、1年間の総まとめを述べるにあたって、この時間計算方法が本当に適切なのだろうかと思いました。一人会派であっても決算全体をチェックし、それについて意見を述べるためには、ある程度の時間が必要です。そのベースとなる時間が5分とは・・・。長ければ良いとは言えませんが、見直しの必要を感じました。

茅ヶ崎なぎさシンポジューム

9月28日(日)
砂浜がゆるやかな弧を描く海岸の景色は美しいものですが、ただ見かけの美しさだけではない、心を穏やかにしたり活力を与えてくれたりする不思議な力があると感じます。それは、一体何でしょうか?もしかすると砂浜が稚魚が育つ場所であり、豊かな海の幸を育む海がはじまるところであるから、砂浜の持つ偉大な包容力が私たちにも伝わってくるからなのかもしれないなどと考えたりもします。
鎌倉でウインドサーフィンをはじめた頃、遠浅の砂浜に入ると足元から四方に散る稚魚が見えました。沖に出てさざなみの中を突っ切ろうとすると8畳くらいの広さの海面が30センチくらいの高さに一瞬波立ち、心臓が止まりそうになりましたが、その正体は一斉に飛びはねた魚の群れでした。
このような場面に遭うたびに「砂浜にも沖にも魚が多いなあ、稚魚が育ちやすい環境なのかなあ」などと考えながら、最後はいつも「海っていいなあ」という感慨です。
茅ヶ崎市他が主催した「なぎさシンポジューム」では、この砂浜がどんどん少なくなっている問題について工学博士の宇多高明氏が中心となって講演されました。
「砂浜が狭くなっている原因はいくつかの人間の営みと密接に関係している。人間が作ったダムに砂がたまり、川が海に砂を供給できなくなっている問題、また境川河口や茅ヶ崎漁港などで行っている浚渫をやめれば海浜はそのままの姿を保つが、船舶航行の安全のためには必要であるという問題などがある」ということです。これを解決するためには「まずは、浚渫した砂をそのまま海岸の沖合いに運べば波が自然の力で砂を運び砂浜を保ってくれる」。しかし、これを実行しようとすると「海の水が濁るから」という反対意見が漁業関係の方から出るそうです。私は「砂浜=稚魚(漁業資源)が育つ場所」だと認識していたものですから、砂浜の為にというご理解は得られないのだろうかと疑問に思いました。
大雨が降ったときも海川の水は濁ります。慢性的に濁るものではないはずですから、きちんと必要性を説明をしてご理解いただき、少しずつ実行と調査をしてその結果をフィードバックする努力が必要ではないかと考えました。
もう一つ、ここでも問題になったのは「行政の縦割り」と「情報の公開」です。例えば、川からの砂の供給につい考える場合に相模川の上流と下流が協力するべきであり、「同じ問題は神奈川県や日本全体で起きている。価値観が異なる人の間で議論をし、科学的認識に立ってすべて『公開』の上で『折り合い』をつける必要がある。『折り合い』が『公開』ではなく『密室』で行われた場合、それは『取引』となってしまう。」と述べられております。「価値感が異なる人」のグループをそれぞれ管轄しているのは、縦割行政の別々のところであったり、別々の法律によって縛りがあったりします。
「海岸はみんなのもの」でそこで行われる工事は「みんなの税金」で行われるのだから、「税金を払った人すべてが議論に参加する資格がある」とも力説されました。その第一歩は情報公開からであると考えます。
海浜は漁業、教育、観光その他多くの視点から大きな財産として捉えられます。私たちは日本が海に囲まれているという環境に慣れてしまっているので、その恩恵も特に意識していないことが多いのですが、共有財産として認識すれば、その価値を減少させない、むしろ増大させることにもっと関心を持って努力をしなくてはならないと思いました。

情報公開シンポジウム

9月27日(土)
9月定例会では情報公開条例の改正という議案があり反対いたしました。「情報」という文言を「行政文書」に変えるという点について、文言の定義は変わらないのですが、もし情報公開を推進してゆく姿勢であれば、定義を広げる改正をするべきです。国立市では文言の改正が問題になったが「情報」を「行政文書」にした際に行政文書の定義を広げることで後退させなかったということです。
今定例会での井手拓也議員の一般質問も情報公開がテーマで非情に興味深いものでしたが、市の答弁は「質問された文書は存在しない」「議事録は存在しない」「存在しないから公開しない」の連発で、ただただ驚き、かなりショックを受けましたました。昨年夏の日経新聞行政サービス度調査の「透明度」で全国第5位にランキングされた藤沢市であるのに・・・。
本日開催された情報公開シンポジウムのパネリストのお一人、北海道ニセコ町職員の片山健也氏は、情報公開の姿勢として逢坂町長の「住民に説明がつかない金は1円もないように」という言葉を述べられました。 また、逗子市の情報公開運営審議会長の上野三郎氏は、情報の不存在に対する改善と文書作成のあり方、会議録、面談記録の様式化を図るべきであると述べられました。情報公開先進地といわれている自治体では、行政をオ-プンにすることに対する「意識」そのものが非情に進んでいるのだと感じました。
パネルディスカッションでは、情報不存在への対応として、ニセコ町では「情報が文書の形でないものでも作って公開する」、逗子市では「市長の視察スケジュールの情報が不存在であったために、随行の職員の手帳を元に文書を作って公開した事例がある」ということでした。また、国の情報公開について述べられた弁護士の三宅弘氏は「不存在の場合は立ち入り調査権の明文化を考えるべき」と述べられました。
情報公開制度のあるべき姿に向けては、まだ多くの課題をのりこえなければならないようですが、私たちがもっと制度を活用することも大切であると感じました。また、ニセコ町などの先進地域では、制度よりもむしろ意識の方が進んでおり、こうしうた先進地域からの波及効果も期待されます。
透明度全国第5位の藤沢市は、さらに情報公開制度を推進し、他の自治体をリードするような「意識」を発信する側になるべきであると考えました。

逗子市長選挙投開票日。国と自治体との関係を考える

9月14日(日)
「池子の森に米軍家族住宅の追加建設はしない」という約束を破り800戸の追加建設をしようとしていた国に対して、市長職を辞職し、市民に信を問う再選挙に出馬された長島一由氏。
まずは、連休の中日でありながら50%を越える投票率、前回選挙の得票数に約2,000票近くを上乗せした14,232票で当選されましたことを心よりおよろこび申し上げます。さらに、この圧倒的な重みを持った民意を、今後の国との交渉にも反映してゆくことができますようお祈り申し上げます。
さて、この選挙戦は「池子の森」という環境を守る戦いでした。緑地が開発されて山の保水能力が落ちると、海につながる川も汚れ、共に多くの恩恵を受けている海、相模湾へも影響が出てきます。しかし、それ以上に藤沢市議会議員のわたくしとしては、地方分権が叫ばれる今日、地方自治体が国に対してどう対峙してゆくべきなのかという点で注目しておりました。真の地方自治の実現を考える上では他の自治体のこととして見過ごすことはできません。
選挙期間に入る前から、多くの若手地方議員が長島氏の応援に駆けつけました。地方議会はどこも9月定例会で自分の議会のことだけでも忙しいはずなのに、おそらくみな我がことのように、逗子市長選を通して真の地方自治を考えていたのではないかと思います。
遠く関西からは土井達也・森山浩行両大阪府議会議員、山下大輔和歌山県議会議員、東京からは4月の選挙でトップ当選した鈴木あきひろ大田区議会議員、平田よしあき渋谷区議会議員、全国最年少市議の、菅原なおとし大和市議会議員。岩崎絵美横須賀市議会議員。昭和2年生まれの伊藤玲子鎌倉市議会議員。同僚の有賀正義藤沢市議会議員にも応援していただきました。
また、石原慎太郎さんから激励のお電話をいただいた一方で、共産党からも応援していただく、自民党と共産党の議員が同じ候補者の応援演説をするといった、通常の選挙では考えられないような場面もあり、藤沢の同僚議員からも、保守、革新、政党、会派の枠を超えて、複数の方から応援のお言葉をかけていただきました。
「環境を守る」「約束を守らない国に約束を守らせる」という戦いの前には、イデオロギーの違いを主張するよりも、「信念を貫こうとする人を、同じ信念を持った政治家として応援する行動が一致した」という事実を目の当たりにし、貴重な経験となりました。
もう一つ驚いたことが、長島氏が8月4日に「辞職し再選挙で市民に信を問う」と発表してから、国が態度を変え始めたということです。はじめは「池子の森の横浜市域側の問題なので、逗子市は関係ない」と主張しておりましたが、「逗子市の意向も尊重してまいる所存である」と述べ、やがて8月29日には防衛施設庁が住宅追加建設のための予算要求を見送るということになりました。
このたびの辞職と選挙について批判の声もありますが、民主的なプロセスを経て、選挙という「圧倒的な重みを持った民意の結集」を宣言したことがいかに適切な判断であったか、国の態度をここまで変えることができた事実を評価するべきです。もし、辞職せずに住民投票や署名運動といった方法をとっていたならば、ここまで国が動いたでしょうか?今後の展開にも注目したいと思います。
藤沢市においては、逗子市のような米軍家族住宅建設の問題が起きることはおそらくないでしょうが、全く別のことで国が何かを押し付けてきたり、国が行おうとすることが安全で快適な市民の生活を侵害する可能性がないとは言い切れません。
もしも藤沢市がこうした危機にさらされるようなことがあった場合、自治体が毅然とした態度を示して市民の生活を守ることができるように、議員の立場からどのように提言すればよいのか?
その場合の問題や状況にもよるので、すぐに万能な答を出すことはできませんが、この逗子市長選を経て「民主的なプロセス」と「民意の重さを示す」ということが最重要であると考えました。
8月

9月定例会議案説明会

8月25日(月)
決算特別委員会を含む9月定例会の議案説明会でした。会期は9月1日から10月2日まで。建設常任委員会、一般質問はもちろんのこと、6月定例会と違うところは決算特別委員会があることです。決算特別委員にはなっておりませんが、決算討論のために全て傍聴する予定です。
そして、会期中の9月14日は逗子市長選挙投開票日です。

市民に信を問う

8月4日(月)
逗子市長長島一由氏が、市長を辞職し再び選挙で市民に信を問うという発表をされました。「池子に米軍家族住宅の追加建設はしないという約束」を破ろうとする国に対して、条件闘争はしない。とにかく約束を守らせるのだということです。
しかし、追加建設を強行されれば止めることはできない状況の中で、首長が国に対してどう対峙するのか?大きな難問に向かう長島市長の勝利を祈念し、心より応援いたします。
7月

水に感謝を

7月25日(金)
「湘南から海へ愛と感謝を!」というイベントが引地川河口西岸で行われ、少しばかり運営のお手伝いをさせていただきました。プロジェクトの代表であるHarfMoonのお二人をはじめとした湘南ミュージシャンの方々のコンサート、ビーチクリーン他、すべてボランティアの運営です。
水と同じように、あって当然のように思いがちなもの、例えば食べ物や空気や木々や家族や身近な人々などの存在にも感謝したくなる、心和む不思議なイベントでした。
(イベントの詳細が掲載されているHarfMoonさんのホームページです↓)
http://www.e-half-moon.com

会派視察

7月16日(火)〜18日(金)
私が所属する改革藤沢という会派はいわゆる一人会派で、わたくし一人で構成しております。構成員数が3名に満たない会派では、「各派交渉会ではオブザーバー」、「議会運営委員会では発言権があっても採決権がない」などの、制限があります。しかし、「会派は同じ考えの議員が集まって構成するべきもので、当選してから会派結成届締切(5月2日)までの数日間という短い時間で、同じ考え方かどうかを軽軽に判断するべきではない」との考えから、一人会派として申請し活動してまいりました。
議会の控室は会派ごとに分かれているのですが、こうした一人会派は4会派共同で一室を使っております。市政市民派会議の真野議員、市民の党の原田議員、神奈川ネットワーク運動・藤沢の植木議員の3名と同室です。
このたびの会派視察は、各自バラバラに一人で行くこともできるのですが、それよりはお互いに情報を出し合って意見が一致するようであれば合同視察にした方が、事務的な手間やロスも少ないのではないかということになりました。また、わたくしと植木議員は新人ということもあり、会派は違っても、一度は先輩議員と同行するのがが望ましいとも考えました。
2泊3日の視察地は「合併しない宣言の町、矢祭町」「原発事故で住民の健康調査を独自に実施した、那珂町」「東海村原子力発電所」「健康増進事業に力を入れている、大洋村」ということで意見がまとまりました。
世の中には「市政を考える上で本当に役立つのか?」「観光じゃないのか?」と批判されるような議員視察もあるようですが、そういう意味で「市民の皆様に対して恥ずかしくない場所とテーマ」を選定したつもりです。横浜市では議員の不祥事を受けて「公費視察は自粛」になったと聞きました。仕事なのになぜ自粛になるのか?「自粛」しなくてはいけないような視察をしていたのであれば、それこそ問題であると思いました。
6月

全国初 逗子市「市長公開ヒアリング」傍聴

6月30日(月)
「来年度の予算策定のために市長が行う、各部局との『庁内会議』を市民に公開し、市民が発言もすることができる」という思い切った試みが逗子で行われると聞いて、早速傍聴してまいりました。テーマは海浜環境整備や、まちづくり条例など多岐にわたり、全国初ということでNHKテレビでも報道されました。
 逗子市役所の正面玄関を入るとすぐ右に説明用のスクリーンと、机・椅子が並べられていました。低い植木鉢などで囲いがしてあり、受付はあるが外から立ち見も可能といった、あまりにもオープンな会場に戸惑いました。藤沢市役所でいえば、新館を入ったところのテレビモニターの前あたりを広くしたようなスペースが、いきなり会場になっているといったイメージです。
しかしこれならば、別の所用で来庁した人にも何が行われているかわかりやすく参加しやすいし、「興味はあるが傍聴までしている余裕がない」「中に入るのは恥ずかしいけど、ちょっとだけ聞いてみたい」といった人も、「市民の側を向く市(市長)の姿勢」を実感することはできます。
長島市長のコメントは、「市長ヒアリングという初期の段階ですから、数字はもちろん、検討の方向性が変わってきたり、議論を重ねていく間に新たな課題が生じて、予想以上に時間がかかってしまうことなどもありえます。そういう流動的な要素を抱えつつも『議論のプロセスを見せる』ということ、そして『初期の段階で市民の方の声を反映させていく』などの目的のもと、あえて公開と市民参加に踏み切ったことをご理解いただきたい」ということでした。
このコメントだけでなく、会場の空気、市民と市のやりとりからも、市民と行政とがさらに良い形で結びつきを強め、信頼関係を構築する過程に立ち会ったという実感がありました。
行政がこうしたマインドを持って市政をオープンにすることは、想像以上に勇気が必要かもしれません。58,000人という人口規模だから可能なことなのかもしれません。しかし、右肩上がりの時代ではなくなって、市民と共に数々の課題を乗り越えてゆくためには、人口38万人の藤沢市でも参考にするべき点は多いのではないかと考えました。
(公開ヒアリングの概要が掲載されている逗子市のホームページです↓)
http://www.city.zushi.kanagawa.jp/syokan/kikaku/hearing/koukaihear.html

本会議

6月9日(月)〜25日(木)
過去の議事録を読んで予習をしたつもりでいても、実際に経験するのとは大違いでした。
一般質問では答弁含めて60分という時間制限に緊張し、「無我夢中で走り抜けた」といった感覚の、はじめての本会議でした。
5月

市政説明会・公共施設視察

5月21日(水)〜5月29日(木)
市の職員の方々から各部ごとに市政の説明をしていただきました。新人議員全員参加です。公共施設視察では、図書館や養護学校、下水処理場などの市の施設を見学しました。
いただいた山のような資料を前にして「ここにあるのは、これから取り組む市政のおそらく一部分にすぎない。さて、これからが大変だ。」と、あらためて紙の重みを責任の重みにかさねて感じました。